2024年07月02日

プロジェクト紹介

自分らしく、心豊かに過ごすために。Brilliaが取り組むアート活動「Brillia Art」

アートは、創る人や見る人、関わる人の心を動かし、想像力や多様性の意識を育みます。Brilliaは、ブランド誕生以来、住まいと暮らしのプロフェッショナルとして、アートについて考え、取り組み、発信してきました。その取り組みについて紹介します。

住宅

アート作品を通じて、暮らしを豊かにする「Brillia Art Works」

マンションブランドBrilliaは、「洗練」と「安心」をコンセプトとして、2003年に誕生しました。Brilliaはアートが持つ“空間を洗練させる力”に着目し、共用スペースにアート作品を設置するなど、レジデンスアートに力を入れてきました。

 

Brilliaのレジデンスアートを象徴する物件が、2011年竣工のBrillia 有明 Sky Towerです。
Brillia 有明 Sky Towerの共用空間のデザインコンセプトは「モダンミュージアム」。天井高約9mの大空間が広がるグランドエントランスではオリジナル・シャンデリアと高さ約6mの絵画が住民を迎えます。この大型の絵画は、既存の作品を搬入したのではなく、まさにこの場所でアーティストにより描かれ制作された作品であるというのも特徴的です。 一般的には、先に共用空間のデザインコンセプトが決まり、後からアート作品の設置を検討することが多いですが、Brillia 有明 Sky Towerでは、建物の計画段階からアート作品を採り入れることを前提に共用空間がデザインされ、随所に様々なアート作品が配されました。

そして、アートの「人の心を動かす力」を再認識した物件が、2020年竣工のBrillia City 千里津雲台です。Brillia City 千里津雲台は、竣工から50年以上が経過した団地の建て替え事業でした。
建て替えの過程で多くの住民から聞こえてきたのが、団地竣工時に植えられた桜の木にまつわる思い出話。団地のシンボル的な存在であった桜の木は、寿命を考えると植え替えは困難でしたが、事業推進担当者は住民の想いに応えるべく、様々な手段を検討しました。そして辿り付いたのが、桜の木でアート作品を作り、“再生”させることです。
住民のたくさんの思い出が宿る桜の木は、この土地の記憶とそこに住んでいた人々の想いを受け継ぐべく、アーティストに託されました。そうして制作された「輪」と「和」をコンセプトとした直径1.2mの球体のモニュメントは、Brillia City 千里津雲台のエントランスを飾り、住民の皆さまに愛されています。

こうしたレジデンスアート以外にも、Brilliaは様々なアート活動を展開しています。そのひとつが、Brillia Art Pianoです。このアートラッピングピアノは、福祉実験ユニット「ヘラルボニー」を通じて障害のあるアーティストによりデザインされたものです。
2022年の成田空港第3ターミナルを皮切りに全国各地でストリートピアノとして設置されたほか、東京建物が手掛けたマンションやオフィスビルのイベントでも披露され、多くの人の目と耳を楽しませてきました。

アートは、一人ひとりに様々な気付きを与えてくれるだけではなく、その存在を起点に人々の交流を生んでくれます。Brilliaはこのようなアートの力を実感し、活動の幅を広げていきました。

アーティストとの出会い・応援を目指す「Brillia Art Award」

2018年より、アーティストとの出会い・応援を目的に、公募展Brillia Art Awardを開催しています。
立体作品の「Brillia Art Award Cube」と平面作品の「Brillia Art Award Wall」の2つの公募展により、アーティストに作品展示の機会を提供しています。いわゆるブランドプロモーションに留まらないこの取り組みは、社会や暮らしの中におけるアートの重要性をより多くの人に伝えていきたいというBrilliaの姿勢を示しています。

「Brillia Art Award Cube」は、完成した作品ではなく、展示対象となる作品の制作プランを公募することが特徴です。応募内容は、ジャンル、手法、素材、形態などが自由なだけあって、どれも多彩。いかに空間をデザインするのか、実現可能性も含めたアイデアが重要です。入選者には制作補助金を支給するとともに、完成した作品を東京建物八重洲ビル1階Brillia Lounge内の「THE GALLERY」に約3ヶ月間、展示します。2023年までの6年間で、20人のアーティストを支援してきました。
2024年6月には、平面作品を対象とする公募展「Brillia Art Award Wall」がスタート。空間全体をデザインする立体作品の公募に平面作品の公募が加わったことで、これまで以上に多様なアーティストを応援することができるようになり、より一層Brillia Art Awardの取り組みが広がっていきます。

芸術文化が根付く京橋で、歴史を受け継ぎ未来へつなげる「BAG -Brillia Art Gallery-」

2021年、Brilliaは東京建物京橋ビル1階に新たなアート発信の場となる「BAG -Brillia Art Gallery-」をオープンさせました。
東京・京橋は、江戸時代から絵画などの芸術文化が育まれ、現在も美術館をはじめ古美術店やギャラリーが集積する国内有数のまちです。その京橋の歴史文脈を継承し、土地に根差した芸術文化活動を支援するとともに、まちのにぎわいを創出する役目をBAGは担っています。

BAGは、2つのギャラリー空間から構成されており、「+1(プラスワン)」ギャラリーではアート作品の純粋な展示を行い、「+2(プラスツー)」ギャラリーではアート作品や関連商品を販売しています。販売活動は、自身の暮らしにアート作品や関連商品を持ち帰ってもらうことにより、アートをより身近なものにしようという試みです。
この2つのギャラリー空間を使い、「暮らしとアート」をテーマに日常の中で様々なジャンルのアートを感じ、感受性を高めてもらえるような企画展示を提供しています。

Brillia Artの挑戦はこれからも続いていく

これまで紹介してきたように、Brillia Artの取り組みは、レジデンスアートからアーティスト支援活動やアートギャラリー開設へと広がってきました。
2024年竣工のBrillia Tower堂島では、「旅とアート」をテーマに世界のトップアーティストによるアート約50点を設置。建物内の共用スペースに加え、公開空地にもパブリックアートを2点設置し、アートツーリズムの観点からも、魅力的なまちづくりに貢献しています。

また、Brillia Artの様々な活動やアーティスト支援の取り組みが評価され、2023年にはBrillia Art AwardおよびBAG -Brillia Art Gallery-の2件が、企業メセナ協議会によるメセナ活動認定制度「This is MECENAT 2023」に認定されました。
※This is MECENAT:企業などが取り組むメセナ(芸術文化振興による豊かな社会創造)活動を有識者の審査により認定する制度

これからもBrilliaは、「自分なりの豊かさを自分らしく追求し続けられる住まい『NEW LUXURY RESIDENCE』」の考えをもとに、人とまちとアートをつなぎ、Brilliaならではの価値を提供していきます。

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