国土交通省「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」に 大手町タワー(大手町の森)が第1号認定
最高段階評価「★★★(トリプル・スター)」での認定

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東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 小澤 克人、以下「東京建物」)は、大手町タワー(東京都千代田区)の敷地内に広がる緑地「大手町の森」が、国土交通省が運用する「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」(以下「TSUNAG」)において、最高段階評価「★★★(トリプル・スター)」で第1号認定されましたので、お知らせします。

永代通りから望む大手町の森
永代通りから望む大手町の森

TSUNAGは、2024年11月に施行された改正都市緑地法に基づき、民間事業者等による良質な緑地確保の取り組みを、国土交通大臣が気候変動対策・生物多様性の確保・Well-beingの向上等の「質」と緑地の「量」の観点から評価・認定する制度で、今回が初の認定となります。
大手町タワー(大手町の森)は、「都市を再生しながら自然を再生する」という開発コンセプトのもと、2013年8月に完成してから10年以上、ヒートアイランド現象の緩和や生物多様性の確保等に貢献しており、「本物の森」を目指したさまざまな取り組みが高く評価され、今回の認定に至りました。


【本リリースのポイント】
・ 国土交通省の優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)に大手町タワー(大手町の森)が第1号認定。
・ 2013年8月の完成以降、10年以上にわたってヒートアイランド現象の緩和や生物多様性の確保等に貢献しており、「本物の森」を目指したさまざまな取り組みが高く評価され、最高段階評価「★★★(トリプル・スター)」で認定。

大手町の森の概要

大手町の森は、大手町タワーの敷地の約3分の1に広がる緑地であり、千葉県君津市内の山林で約3年間をかけて実際に木々や草花を育成する「プレフォレスト」という手法をとり、建物の竣工にあわせて土壌や植物を移植しました。竣工以来、自然の森に近い形での管理を継続しており、皇居外苑など周辺の緑地も含めたエリア一帯で生態系ネットワークが形成されています。
敷地内は開発前後の比較で平均1.7℃気温が低下するなど、ヒートアイランド現象を緩和する効果もあり、高層ビル群に囲まれた「本物の森」は来街者の憩いの場となっています。また、土壌や貯水槽を活用して雨水を一時貯留することで、ゲリラ豪雨の際に内水氾濫等を防ぎながら、潅水へ再利用しています。
2013年に107種であった植物類は、その後、日照を好む種が減少し、日陰を好む種が増加する等、環境に合わせた適者生存・競争の結果、2021年には208種となりました。この中には、シロヤマブキ、ヤマブキソウ、アスカイノデ、イカリソウなど、国や東京都のレッドリストに掲載される希少種も含まれます。また、昆虫類では同様にウラナミアカシジミ、セスジイトトンボなど計129種、鳥類はタカやハヤブサなど計13種が確認されています。
大手町の森では、Well-being向上の観点から、来街者に心地よく大手町の森で過ごしてもらうことを目的とした、さまざまなイベントを企画・開催しています。生態系を保全するとともに、都心における緑地整備の重要性や生物多様性に興味・関心を持っていただけるような取り組みを推進しています。

・ 大手町の森で確認された東京都のレッドリスト掲載生物例

ヤマブキソウ
ヤマブキソウ

物件概要・アクセス

<大手町タワー概要>
所在 : 東京都千代田区大手町一丁目5番5号
敷地面積 : 11,037.84㎡
延床面積 : 約198,000㎡
階数 : 地下6階・地上38階・塔屋3階
高さ : 約200m
<アクセス>
東京メトロ東西線・丸ノ内線・千代田線・半蔵門線、都営三田線「大手町」駅直結
JR各線「東京」駅徒歩5分

<参考>
・ 大手町の森 公式サイト
 https://the-otemachi-tower.com/otemachi-forest
・ 「都心に本物の森?(「大手町の森」に学ぶ都市と自然の再生)」企業広告特集記事
 https://tatemono.com/communication/brand/ootemachi.html
・ 環境省「自然共生サイト」に「大手町タワー」が認定(2023年10月10日付ニュースリリース)
 https://pdf.irpocket.com/C8804/NvAy/oDNx/Vh0K.pdf
・ 国土交通省 優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)
 https://tsunag-mlit.com/

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