MEIJIPARK（都立明治公園）「2024年度グッドデザイン賞」「第18回キッズデザイン賞」「第40回都市公園等コンクール」でトリプル受賞

Tokyo Legacy Parks株式会社（代表構成団体：東京建物株式会社）が開発・運営する「MEIJIPARK（都立明治公園）」（以下「本公園」）は、今般、2024年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）ならびに第18回キッズデザイン賞（主催：特定非営利活動法人キッズデザイン協議会）、第40回都市公園等コンクールにおける一般社団法人日本公園緑地協会会長賞（主催：一般社団法人日本公園緑地協会）を受賞しましたので、お知らせします。

本公園は、都立公園として初めて公募設置管理制度（Park-PFI）※を活用し、2023年10月に開園した公園です。公園内には、在来種の樹木を中心に配植した約7,500㎡に及ぶ「誇りの杜」のほか、旧渋谷川をモチーフに水景を表現した「みち広場」や国立競技場と同芝種を使った「希望の広場」など3つの広場を整備しています。将来にわたり人々に愛され、「レガシー」となる公園を目指し、管理・運営を行っています。

※ 都市公園において飲食店、売店等の公園利用者の利便性の向上に資する公園施設（公募対象公園施設）の設置と、設置した施設から得られる収益を活用して、その周辺の園路、広場等の公園施設（特定公園施設）の整備等を一体的に行う民間事業者を公募により選定する制度。

グッドデザイン賞評価コメント（原文）

新国立競技場に隣接する高いポテンシャルでのパークPFI事業である。場所性や歴史的なコンテクスト、競技場の持つコンテンツとの親和性、現代社会の要請を都市公園という公園空間で実現させている。特筆すべきは、7500平米の「100年続く杜」ではないか。この杜は、最初は人の手が入って、20年後には植物自体が自活して循環していくという。明治神宮の森の成り立ちを感じさせるロマンである。このような都心の一等地らしからぬ取り組みに多くの関係者の同意があったのだとすると、パークPFIの新しい局面といっても良いかもしれない。

公園の特徴

1. 「100年続く杜」を目指す「誇りの杜」

開園時から完成形とするのでなく、落葉樹や苗木も植樹するハーフメイドとし、木々の成長を地域の方や訪れた方にともに楽しんでいただくことを企図しています。開園前には、地域の皆様と植樹祭も行いました。

2. 個性ある3つの広場

歩道空間を7m拡張し渋谷川水景を具現化した「みち広場」や、国立競技場と同芝種を採用した約1,000㎡に及ぶ「希望の広場」、活動に応じて遊具等の配置を変更できる「インクルーシブ広場」の個性ある3つの広場を整備しています。広場周囲には、子どもを見守る親も利用できるよう、ベンチを景観に溶け込む形で配置し、誰もが居心地の良い空間をデザインしました。

3. DX設備を管理運営の改善に活用

来園者数の測定等が可能なスマートポールを設置しており、周辺施設の稼働に伴う来園者数の変化を把握することで、イベント企画や混雑想定時の警備計画等に生かし、柔軟で持続的な公園管理を実現します。

公園概要

《ご参考》

・ 都市公園等コンクールとは
一般社団法人日本公園緑地協会が主催する、供用開始されている都市公園や公共施設緑地、さらに民間施設緑地等について、設計、造園施工、材料・工法・施設、管理運営、企画・独創の5部門について広く募集して、その中で特に優秀と認められた作品に賞与を贈呈して表彰する制度です。
https://www.posa.or.jp/summary/summary06/