日本の真珠産業の拠点「日本真珠会館」跡地での再生事業に着手 神戸・旧居留地、共同住宅や展示場等含む複合施設として2026年6月頃竣工予定

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東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 野村 均、以下「東京建物」)は、老朽化のため2023年3月に閉館した日本の真珠産業の拠点「日本真珠会館」(神戸市中央区・旧居留地所在、以下「旧建物」)の跡地において、共同住宅・展示場・事務所を含む複合施設の開発(以下「本再生事業」)に取り組むことが決定しましたので、お知らせします。

神戸は、世界で流通する真珠の約70%※1の選別加工を行う世界有数の真珠産業の集積地であり、旧建物には真珠の魅力を伝える模型等を展示する「神戸パールミュージアム」※2や真珠の入札を行う「入札会場」などが設けられ、真珠産業の拠点として約70年間親しまれていました。2026年6月頃に竣工予定の新しい建物では、旧建物を所有していた日本真珠輸出組合(所在地:神戸市中央区、理事長 覚田譲治)が1階・2階部分に新たな「日本真珠会館」を設け、旧建物にあった「神戸パールミュージアム」や「入札会場」などの施設の再オープンを予定しています。

【当リリースのポイント】
・ 日本の真珠産業の拠点「日本真珠会館」跡地における再生事業。世界有数の真珠産業集積地である神戸の歴史を後世に継承。
・ 旧建物に設けられていた「神戸パールミュージアム」や真珠の「入札会場」等の施設が再オープン予定。

旧建物について

1952(昭和27)年、兵庫県などが真珠産業の集積地・神戸に検査や取引の拠点として整備しました。敷地面積約740㎡、鉄筋コンクリート造地上4階・地下1階建の建物で、建築家光安義光氏が設計し、神戸を象徴するモダニズム建築として評価されていました。建物・設備の老朽化が進んでいたことから、2014年に建替えが決まり、整備方針等についての議論を経て本再生事業の着手に至りました。

事業概要(予定)

名称   : 日本真珠会館再生事業
所在地  : 兵庫県神戸市中央区東町122 番1、伊藤町121 番2(地番)
敷地面積 : 743.79㎡
階数   : 地上13階、地下1階
構造   : 鉄筋コンクリート造
延床面積 : 約5,802 ㎡
建物用途 : 共同住宅・展示場・事務所

事業の歩みと今後のスケジュール

2023年3月  日本真珠会館、神戸パールミュージアム閉館
2023年10月  定期借地権設定契約締結
2023年11月  解体工事着手
2024年6月末 新築建物の工事着工(予定)
2026年6月頃 新築建物の竣工(予定)

位置図

  • 神戸市HPより。 https://www.city.kobe.lg.jp/a96559/kanko/fashion/kobepearl.html

  • 真珠のなりたちや魅力を伝える模型や真珠を展示する日本真珠輸出組合運営のミュージアム。2023年3月31日をもって休館。展示品は神戸ファッション美術館3Fのライブラリーにて展示中。再オープン時の名称は未定。

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