中期経営計画Medium-term Business Plan

東京建物グループは、
2015年度から2019年度にわたる
5年間のグループ中期経営計画を
推進しております。

次も選ばれる東京建物グループへ ~革新的なグループシナジーで驚きの価値提供を~

お客様から“次も選ばれる”ため、当社グループの多様な事業の有機的な協働により、
ハード面のクオリティだけではなく、上質なソフトやサービスを追求した事業展開を行うことで、
"お客様が驚きを感じられる魅力あふれる価値"を提供します。

本計画策定の背景と目的

前回計画『東京建物グループ中期経営計画(2012~2014年)Re-Start~自己変革への挑戦~』では、2011年の損失計上を受けて、経営基盤強化を最優先に、収益力・財務体質の強化を進めてまいりました。

結果、有利子負債のコントロールと自己資本の拡充により、前期末の連結D/Eレシオは、目標の3.0倍に対し2.6倍にまで低下し、当初計画を上回る財務体質の強化を実現いたしました。一方、連結営業利益については305億円にとどまり、350億円の目標を下回ることとなりました。収益力の強化については、引き続き重要な経営課題と認識しております。

事業環境に目を転じると、ソフト・サービスに対する要求水準の高度化・多様化、低金利を背景とした取得競争激化や建築費上昇等による厳しい投資環境、国内の人口減少・シニアマーケットの拡大、不動産ストック市場の増加や不動産投資対象アセットの多様化、アジア各国・各都市の成長加速など様々な状況変化が見込まれており、これらに柔軟かつ的確に対処していくことが求められております。

以上を踏まえ、より長期的な視点で持続的な成長を実現するため、"成長性に富んだ事業ポートフォリオ"の構築による収益力強化を目指し、策定いたしました。

定量目標

2019年度目標 連結営業利益 500億円 財務指標の目処 D/Eレシオ 3倍 有利子負債/EBITDA倍率 13倍
  • D/Eレシオ:連結有利子負債÷連結自己資本
  • 有利子負債/EBITDA倍率:連結有利子負債÷(連結営業利益+連結受取利息・配当金+持分法投資損益+連結減価償却費+連結のれん償却費)

本計画における3つの重点戦略

戦略1 "次も選ばれる”ためのソフトの強化" 戦略2 "独自性や強み"を活かした投資 戦略3 "驚きの価値提供"に向けたグループシナジーの発揮 これらの3つの戦略に注力することにより、「成長性に富んだ事業ポートフォリオの構築による収益力強化」を推進してまいります。

各事業における取り組み

各事業においては、ビル事業・住宅事業の着実な成長を図るとともに、アセットサービス事業を含めたその他諸事業を第三の柱として強化してまいります。

ビル事業

  • テナントリレーションから管理・工事・清掃まで、グループ一体となったサービス向上の取り組みを強化
  • 八重洲地区をはじめとした再開発事業を着実に推進、新たな再開発種地を取得
  • 中野セントラルパーク等でのノウハウを様々なまちづくりで活用
  • 都市型コンパクト商業施設や宿泊特化型ホテルを積極的に開発

住宅事業

  • 製・販・管が一体となって住宅サービスを提供
  • 実績・ノウハウを活かし、長期建替え・再開発事業に注力
  • マンションブランドである"Brillia"を住宅事業全体のコミュニケーションブランドとして展開、
    "Brillia クオリティ"の高品質なサービスを提供

第三の柱として強化する事業

アセットサービス事業

  • 東京建物不動産販売が総合窓口となり、お客様に対しワンストップでCRE戦略を提案
  • アセットソリューション事業(※)の拡大
    • ポテンシャルを秘めた不動産を取得し、付加価値を高めて売却する事業
  • 当社供給マンション集積エリアへの重点出店等によるリテール仲介事業強化

駐車場事業

  • 全国中核都市の駅前を中心に拡大
  • 積極的なM&Aによる事業規模拡大
  • 駐車場オーナーへの様々な有効活用提案等によりグループ事業機会創出

クオリティライフ事業 (シニア事業)

  • 施設の開発のみに留まらず、介護サービス事業や有料老人ホーム事業などによる
    トータルサービスを提供
  • グレイプス(サービス付き高齢者向け住宅)シリーズの展開を加速
  • 積極的なM&Aによる事業規模拡大

リゾート事業

  • 独自のノウハウを持つ愛犬同伴型ホテルや温浴施設の積極的な拡大

その他

  • 万科グループとのリレーションを活かした中国での継続的な事業展開と
    シンガポール等アジア新興国での事業を推進
  • 既存事業のサービス向上や、成長性のある事業領域を重点対象としてM&Aを推進