PROJECT STORY
有明地区住宅開発
プロジェクトメンバーが集い語り合う
有明エリアを切り拓いてきた
東京建物だからこそ
このまちの未来を描く責任がある
※在籍部署はインタビュー当時の部署となりますので、
現在の部署とは異なる可能性があります。
遠藤 崇
住宅事業企画部CRM室長
1992年新卒入社
三谷 和仁
住宅事業部 グループリーダー
2003年中途入社
松井 潤哉
住宅事業部 課長
2005年中途入社
有明エリアでの開発が決まった当時、このエリアは物流拠点が多くを占め、住まう場所という認知は低かったと思います。その中で、開拓者としてまちを切り拓くことと、開拓者としてこのまちに住んでいただく方と「チャレンジ」という観点で同じものがありました。だからこそ、ただ建物を建てるのではなく、どのようにまちが発展していくかまで考える必要がありました。
本当に魅力的でないと見向きもされないというか。
そうですね。ただ斬新なものをつくれば良い訳ではない。総戸数1,000戸を超える物件ですからファミリー層がコアターゲットとなってきます。このまちで過ごす時間が、ご家族の成長とリンクしていく訳ですから、永く愛される住まいでという観点も重要でした。
私たちが携わったマンションだけでなく、まちのコミュニティづくりも視野に入れ、どんな場所であるべきかをどの開発でも議論しましたよね。
有明エリアでの開発は、ゼロからまちづくりに挑んだ経験といっても良いかも。だからこそ自由な発想で臨む必要がありました。その分、苦労も多かったけれど…。
有明エリアの開発では、この中で私が最も新参者になる訳ですが、改めてこれまでの有明開発実績を見るとこだわり抜いてこられたのだと実感しています。それぞれに個性があって、良いものは継承し新しいものをどんどん取り入れていく姿勢に驚きさえ覚えます。
年齢や経験に関係なく、プロジェクト担当者に与えられる裁量権が大きいというのは、当社ならではのことかもしれませんね。トップダウンで方針を決められることもなく、私たちが現場で議論し形にしたことに目を向けてくれる。だからこそ責任感が一層強くなり、新しい価値を追求したと言えるかもしれません。
松井君は、今、有明エリアで4棟目の新規開発に携わっているけど、どんなことにこだわっているの?
1階と2階に地域貢献施設を設置しようと検討しています。カフェやサークル活動ができるスペース、シェアオフィス機能等を提供して、地域のいろいろな活動の拠点として利用してもらうことを考えています。この施設での出会いや活動を通じて地域コミュニティの発展に貢献できればと思っています。
1棟目の開発から約10年が経過し、かなり人口も増えてきたよね。まちとして発展してきたからこそ、ただスペースを開放するのではなく、地域貢献という観点での開発が、より重要性を増してきていることは間違いないよね。
行政からも地域貢献に対する要望が高くなってきていると感じます。ただ住む場所を提供するのではなく、地域コミュニティの発展や商業施設の誘致など、住宅と商業の垣根がなくなってきているなと。
(最近のテレワークの増加などを見ても)働く場所と住む場所の差もなくなってきてますよね。有明エリアは、都心に近い利便性という観点をこれまで訴求してきましたが、働く場所としての有明エリアという観点で開発することにもニーズはあると感じています。
タウンマネジメントという観点で見ても、コミュニティに貢献する中で、新しいワークスタイルの場を生み出すこともできると思います。住民だけでなく、近隣エリアの方々も新しい取り組みに注目して集まってくる。まちの未来に、また新しい可能性を生み出していけると実感しています。
未来というと2020年の東京オリンピック・パラリンピック以降の開発も重要なテーマですよね。オリンピックのレガシーを活かし、どのように土地活用をしていくかも踏まえての大会成功となるので、私たちが有明エリアで培った実績をどのように活かすかも重要です。
期待が膨らみますよね。これから、有明エリアがどのように発展していくか。開拓者として長くこのまちに携わってきたからこそ、その未来に対する責任もある。このようなスケールの中で、開発に携われていることには、大きなやりがいを感じます。
もうベテランと言われるキャリアになりましたが、新しいことへのチャレンジには積極的に携わっていきたいですね!