TOKYO TATEMONO RECRUITING

当社についてプロジェクトストーリー

PROJECT STORY

有明地区住宅開発

プロジェクトをそれぞれの視点から語る

展望期を語る

有明の未来を考えたとき
この場所がどうあるべきかを
考え抜く

松井 潤哉

住宅事業部 課長
2005年中途入社

※在籍部署はインタビュー当時の部署となりますので、
現在の部署とは異なる可能性があります。

PROFILE

大学では理工学部建築学科を専攻。ただものづくりをするだけでなく、事業的な観点からも関わることができる仕事であることに魅力を感じ、総合不動産ディベロッパー業界を志望する。東京建物には転職入社。転職当時、東京建物は「Brillia」ブランドを立ち上げたばかりで、業界内でも新しいことにチャレンジする企業だと評価されており、少数精鋭の組織の中で話題性のあるプロジェクトに関わっていきたいと入社を決意する。

「引き渡しの1週間前に起こった東日本大震災。そしてその後の対応に追われた日々を忘れることはありません」。当時、品質管理担当としてブリリア有明スカイタワーに常駐していた松井。内覧会を終え、これからこの場所の営みが始まると感慨を持って臨んでいた矢先の出来事だった。「不測の事態が起こった際に、その後の対応へのスピードや質を決めるのは、毎日どのように仕事に臨んでいるかという姿勢だと痛感しました。やることが多く、そのタスクに追われてしまうと、一定の方法で惰性的に仕事に臨むこともあります。しかし、不測の事態が起こったときに、それでは通用しない。日ごろから考えて行動し、自分のスタンスや信念のようなものを持つことが大事だと思い知らされました」。松井は、関係各所との調整を行い、混乱する現場の中でタクトを振り、お客様に安心してご入居いただけるよう奮闘する。「湾岸エリア全体に、安全性という観点で、お客様は少なからず不安を感じていたはずです。普通ではなく絶対的な安心や信頼を抱いていただくことをミッションに臨みました」。

インタビュー風景

現在、松井は、東京建物として有明開発4棟目のプロジェクトとなる有明Ⅳ(建物名未定)の開発に携わっている。「これまでの3棟の実績と、これからの有明のまちづくりを見据えた開発としてどうするべきかを検討しています。最初のブリリアマーレ有明の竣工から10年。社会情勢や生活者を取り巻く環境は、大きく変わっています。このまちと長い年月を歩み続けていく上で、これから先、有明のまちをどう発展させていくのか、そのために開発を通じてどのように貢献していくかが重要です」。有明Ⅳの開発が、このまちにどんな新しい体験を生み出すのか。松井は検討を重ね、行政、地元の地権者団体、マンション管理組合などと折衝を重ねていき、開発を前進させている。「有明Ⅳで注力していることは、有明に住む方々のコミュニティが活性化するような仕掛けを、この場所から発信していくことです。地域貢献という観点から低層階に何を設置すべきかを考え、検討を重ねています。保育施設を設け、共働き世帯も暮らしやすい環境を整えたり、住民同士の交流の機会づくりとしてカフェの設置やイベントを開催したり、とさまざまなことに貢献する拠点として取り組んでいます。東京建物のまちづくりを体現するロールモデルになるよう、この有明という場所に期待を込めて育てていきます」。

有明地区住宅開発

有明Ⅳの開発は、まだ始まったばかり。これから、この場所で何を生み出していくかに臨む松井は、開発のあり方とその可能性に想いを抱く。「これまでの不動産開発は、住宅、ビルなどその機能で分かれプロジェクトを検討してきました。しかし、技術の進化に伴うライフスタイルの変化により、今後、住宅とオフィス、商業施設などの境界がよりあいまいになり、不動産の用途と機能は違ったものになっていくかもしれません。有明Ⅳが地域のコミュニティスペースとして形づくられたとき、新しいモデルのひとつとして、これからの開発を切り拓く可能性を持っていると感じています」。最初の開発から約10年。有明のまちをもっと活性化していくという使命をもって、松井はチャレンジし続ける。