DO for 共創

AIが願う「LOVE & PEACEな暮らし」子育てする中で生まれた想いとは

貢献するSDGs目標

  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 目標5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標11 住み続けられるまちづくりを

みんなが心地よく暮らすために大切なこと

3年に渡るコロナ禍により、「住環境」についてあらためて考えた人は多いだろう。アーティストで、二児の母でもあるAIさんもその一人だ。

AIさんは2022年9月、東京建物の「サステナブルなまちづくり」に向けた活動と発信の強化を目的とした「DO for Sustainability. with 東京建物」プロジェクトの始動を機に、同社のサステナビリティパートナーに就任。そして昨年末の12月20日に開催されたイベント「LOVE & PEACEな暮らし」に登壇した。これは、「DO for Sustainability. with 東京建物」の活動の一つとして行われた、東京建物のマンションブランド・Brilliaから生まれた住まいと暮らしの共創プロジェクト「bloomoi(ブルーモワ)」との対談イベントである。

今回、そのイベントの模様をお伝えするとともに、AIさんが願う「LOVE & PEACEな暮らし」についても詳しくお話を伺った。親として、アーティストとして、AIさんが理想とする自分らしい暮らし、そして自分たちらしい家族の姿とは……?

bloomoiの取り組み――すべての人に寄り添うために

2022年9月、東京建物サステナビリティパートナーに就任したAIさん。東京建物の「人やまちに寄り添う」というまちづくりの姿勢や取り組みに共鳴し、オリジナル曲『BE WITH YOU』を書き下ろした。その曲を用いたコンセプトムービーも制作している。

一方、かねてより多くのユーザーと対談を重ね、共に考え、住まいの新しい企画を世に送り出すという活動を続けてきた「bloomoi」プロジェクト。2012年のスタートから10周年の節目を迎えた。そこでこのたび、より多様な生き方や「私らしさ」を大切にした住まいと暮らしの商品企画とサービスを提供すべく、リブランディングを実施。サステナビリティパートナーに就任後、初めて東京建物社員と一緒に取り組んだ12月20日のイベントでは、AIさんを招いてあらためて今後の取り組みについて語り合った。

左から、東京建物 bloomoiメンバー水村真奈さん、浅野智之さん、森坂祐吏さん、AIさん、モデレーターを務めたチュック・ベッシャーさん。 撮影/村田克己

冒頭、東京建物・住宅賃貸事業部の森坂さんより、「bloomoi」プロジェクトについて詳しい説明がなされた。

「bloomoiは2012年に、働く女性のためのプロジェクトとしてスタートしました。それから10年。時代が変化し、多様な価値観が広がった今。女性だけでなく、全ての人たちが“私らしい暮らし”を手に入れ、かつ環境向上にも貢献できる手助けをしていこうと、リブランディングをおこないました」

bloomoiの新たな想いに対してAIさんは、「この社会には本当に様々な人がいる。だからこそ、住まいと暮らしにおいて個々の理想に近づけるお手伝いをしてくれるbloomoiさんの取り組みは、本当に素敵だと思う」と、いちユーザーと同じ気持ちになって喜んでいた。

ギャラリースペースであるbloomoiブース。様々な暮らしのアイデアが写真で壁に展示されている。

この後、AIさんはギャラリースペースであるbloomoiブースを見学。そこには様々な暮らしのアイデアが写真で紹介されていた。中でもAIさんは、明るくデザインされたゴミ捨て場「Gommy(ゴミー)」に注目。「ゴミを捨てに行くときが、一番近所の方たちと話をするとき。こんなに楽しい場所だったら、ここで乾杯してしまいそう(笑)」と、強く共感していた。

その後、東京建物の社員3名とのトークセッションを開催。書き下ろし楽曲『BE WITH YOU』をどんな想いで作ったのか聞かれ、「人生は苦しいこともあるけど、希望もある。一人じゃできないことも、一緒ならできる。そんなメッセージを伝えることで、聴いてくれる人をいつもより少し笑顔にしたいと思って作った。今日お話を聞いて、この想いはbloomoiの目指すところとリンクしているなと感じた」と答えていた。

撮影/村田克己

最後に「サステナブルな未来に向けてどんな活動をおこなっていきたいか」と問われたAIさん。

「私は歌で人にメッセージを届けていきたい。どれだけ自分の想いを乗せられるか、そして聴いた人たちがどれだけ『じゃあこうしてみよう』『もう1日頑張ってみよう』と思ってくれるか……。大きな願いはなくて、身近な人、会った人たちを笑わせ、寄り添いたいだけ。bloomoiはいろいろな人の声を聞いてみよう、というのがモットーですが、私も世界中の人の声に耳を傾けて、何を願っているのか聞き続けたい。そして曲を届けていけたらと思う」

そう、少し涙ぐみながらイベントへの想いを締めくくった。

イベント「LOVE & PEACEな暮らし」の詳細はこちら

私も家族も「自分らしくいられるために」――AIさんの思い描く理想のキッチン

全ての人が「自分らしい暮らし」を見つける手助けをおこなうべく、様々な人たちの話を聞き続けているbloomoiプロジェクト。そこでこのたび、イベントのゲストとして登場したAIさんに、暮らしにおいてコロナ禍を経て変わったこと、そして自身が考える「自分らしい暮らし」について詳しく伺った。

ーーAIさんは現在、夫とまだ小さい子供2人との4人暮らし。コロナ禍を経て、暮らし方に変化はありましたか?

撮影/村田克己

AI)

コロナ禍前は時間があればお出かけしていたのが、やはり圧倒的に家の中で過ごすようになりましたよね。場所が変わらない分、子供の遊ばせ方をいろいろと工夫するようになりました。段ボールを崩して組み立てたり、絵を描いたり。以前はすぐオモチャ屋さんに行っていたのが、今は身のまわりのものを遊びに変えたり、一緒に何かを作ったり。それが楽しくていい感じです。

ーーおうち時間が増えたことがプラスに作用したんですね。

AI)

ステイホーム中は、ご飯も朝昼晩と一緒に食べられたのがサイコーでした。いつも何かに追われていたのが、普通に生活できたというか。子供に熱々のご飯を出してあげられるのも、私としては精神衛生上良かったです。

ーーずっと家にいることで余裕がなくなったりしたことは、あまりなかったんでしょうか?

AI)

もちろん一緒にいる時間が増えた分、怒る時間も増えましたよ(笑)。あのときは学校もお休みになりましたから、子供たちはなかなか寝ないし、部屋はすぐ散らかすしで、もう無法地帯。こっちは感染が怖いから早く寝て免疫力を高めたいのに、寝ようとしたら「マミー、お腹空いた~」って。朝は朝で、子供たちが先に起きちゃうと散らかされるので、寝たいけど起きないといけない。そういうことの繰り返しで、いつも「コラーッ!」って言ってました。

撮影/村田克己

ーー今、世の中はコロナ禍前の状態にかなり戻ってきましたが、そこからの暮らし方はいかがですか? 新たな変化はありますか?

AI)

ステイホーム中より、仕事が始まったときのほうが私は精神的余裕をなくしたんですよ。風邪を引きかけると「コロナかも!?」と不安になるし。とくにツアーが始まるとキツくて。万が一感染してキャンセルになったら致命的だし、そうじゃなくても、もともとノドの状態が万全じゃないと来てくれる人に申し訳ない、とピリピリするところがあって。だからツアー期間中は、家でもずっとマスクをしています。寝るときも、子供とお風呂に入るときですら。

ーーそうお聞きすると、感染対策をとりやすい家とかあったらいいですね。

AI)

ホントに! 換気がいっぱいついている家とかね! それもワンボタンでバーッと空気を入れ替えられたらいいな。あとは空気清浄機が内蔵されているような家とか。私はホテルに泊まるときも、菌が怖くて除菌スプレーを吹きかけて殺菌しているので。いつか家を建てることがあったら、そんな相談をしてみようかな……。

ーー心の余裕を保つために、家でやっていることってありますか?

AI)

やっぱり自分のスペース、居場所を作ることが大事で。いつも大勢の人に囲まれていると、ゆっくり考え事ができなくなるので、そういう意味では家にいるだけで余裕が生まれて次に進める、というところはあります。

ーー家での「自分のスペース」ってどこになるんでしょうか?

AI)

トイレです(笑)。私も旦那もなんですけど、一人で考え事したりケータイをいじったりしたいときはトイレに逃げこんでいます。でもそのトイレにすら、子供たちは押し寄せてくることがあるから(笑)。

ーーAIさんが自分らしくいられるために、今整えたい家の中のスペースってありますか?

AI)

キッチンですね。私はほぼキッチンで暮らしているので(笑)。だから全てのことができるキッチンにしたいんですよ。小さいテレビとか置いて……、油が跳ねるから大きいのじゃなくて小さいのね(笑)。で、暑いとき用に扇風機がついていて、出し入れできる椅子もあったりして……。今、本当は疲れたときにちょっと座れる椅子を置きたいんですけど、邪魔になるから置いてなくて。仕事も趣味も全部できる、そんな機能的なキッチンを熱望しています。

ギャラリーにて展示されているキッチンスペース。様々なアイデアをもとに生み出されたシステムも。

ーー「AIさん家族らしさ」を保つために一番大事なこととなると、何でしょう?

AI)

一番は健康。うちの家族って全員、喜怒哀楽が激しいんですよ。笑うときは大笑いして、怒るときは泣き叫んで(笑)。それだけに、健康じゃないとテンションが上がり過ぎて必ずトラブルになるんですよ。で、私も焦って心の余裕をなくすから、家族の健康を守るためにもご飯は大事。そのためにもやはりキッチンは早く充実させないとダメですね。

ーーbloomoiは、まさにそういった個々の声を聞き、自分らしい暮らし作りをサポートするプロジェクトです。今日、イベントに登場されてどのような印象を持たれましたか?

撮影/村田克己

AI)

世界にはいろんな人がいますから、一人一人の声を聞いて、個々に合った暮らしを考えてくれるというのは本当にありがたいなと思います。多分みんな、「こうしたい」はあるけど、どうしたらいいのか分からず迷っていると思うんですよ。実際、私もキッチンの理想はあるけど、どう組み立てたらいいのか分からないし、アイデアもないし。でも今日、イベントでお話を聞いていると、そういった漠然とした悩みでも相談しやすいなと思いました。正直、家を売る人たちって、私たちのことを単なるお客さんとしてしか見てないんじゃないかと思っていたんです。でもお話していると、「お客さん」に対する以上の熱いものを感じて。それが何よりいいなあと思いましたね。

やっぱり自分の過ごす場所って、全てにおいて「大元」じゃないですか。便利だと体力的にラクだし、綺麗だと精神的にも豊かになれるし。今、我が家は家族4人だけじゃなくて、猫もいるし観葉植物もいっぱい。たくさんの生き物がいるので、全ての世話をしやすい家のアイデアも欲しいんですよね。キッチンも本格的に改良したいし……。ホントにbloomoiさんに相談しようかなと思います!

この日のイベントをきっかけに生まれるアイデアは、未来の豊かな住まいづくりにつながり、そしてみんなが心地よく暮らせるまちづくりにもつながっていく。生き方、暮らし方はさまざま。住まいの多様な選択肢を生み出し続けるbloomoiを通して、「LOVE & PEACEな暮らし」について改めて考えていきたい。

プロフィール

AI

⽶ロサンゼルス⽣まれ、⿅児島育ち。ゴスペルクワイアーで鍛えた本格的な歌唱⼒、L.A.名⾨アートスクールで学んだダンス・センス。完璧な英語、バイリンガルでラップもこなせるストリート感覚。アンダーグランドからオーバーグラウンドまで⽀持を得る唯⼀無⼆の存在。これまで「Story」や「ハピネス」「みんながみんな英雄」「アルデバラン」などヒットソングを世に送り出す、⽇本が世界に誇るグローバル・スタンダード・アーティスト。

お問い合わせ

DO for Sustainability. with 東京建物

2022年9⽉に、東京建物の「サステナブルなまちづくり」に向けた活動と発信の強化を⽬的として始動したプロジェクト。東京建物が掲げる、社会課題の解決と企業としての成⻑をより⾼い次元で両⽴する「次世代デベロッパーへ」という⻑期ビジョンのもと、「サステナブルなまちづくり」に関する考えや取り組みを様々な形で世の中に発信する機会を創出し、活動を一層促進していく。

https://tatemono.com/doforsustainability/

bloomoi

東京建物のマンションブランドBrilliaから⽣まれた住まいと暮らしの共創プロジェクト。2012年に、社内横断プロジェクトとして、働く⼥性と対話を重ね、共に考え、住まいの新しい企画を世の中に送り出す活動をスタートした。プロジェクト誕⽣から10年を迎え、リブランディングを実施。共創の幅をさらに広げ、より多様な⼈々の声を聴き、複眼的な視点から私らしさを⼤切にした商品企画とサービスを提供していく。

https://bloomoi.brillia.com/

本イベント開催地「Brillia Gallery 新宿」

東京都新宿区⻄新宿1-25-1 新宿センタービルMB1階 ※2023年2⽉開設

https://gallery.brillia.com/shinjuku/

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