DO for イノベーション

日本のビジネス中心地でグローバルスタートアップを支援「xBridge-Global」

貢献するSDGs目標

  • 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任つかう責任
  • 13.気候変動に具体的な対策を
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
  • 目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 目標8 働きがいも経済成長も
  • 目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 目標11 住み続けられるまちづくりを
  • 目標12 つくる責任つかう責任
  • 目標13 気候変動に具体的な対策を
  • 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

写真左から 東京建物 北浪健太郎、GOOD COFFEE FARMS カルロス・メレン、NewNormDesgin ファラ・タライエ、東京建物 渡部美和(敬称略)

xBridge-Globalは2022年9月、東京駅八重洲口に東京建物がオープンしたグローバルスタートアップ企業向けの新拠点です。1階にカフェ&バー、2階から4階がシェアオフィス「NEXTHUB」になっており、大手企業やベンチャーキャピタルとの連携促進なども目指したイノベーション・エコシステムの拠点として入居するスタートアップの成長や挑戦を支援します。オープンから2か月が経過し、開設に携わったNewNormDesginGOOD COFFEE FARMS、そして東京建物の3者がどんな想いでxBrdige-Globalを作り上げたのかを振り返りました。トークは企業のサステナビリティとイノベーション、コミュニティ、歴史、文化、多様なパートナーとの協業など様々なジャンルに及びました。

八重洲・日本橋・京橋を起点に始まったチャレンジ

東京建物 北浪健太郎
東京建物 北浪健太郎

北浪)

今日はこのxBridge-Global開設のキーパーソンとも言えるお二人をお招きしています。1階のカフェ『GOOD COFFEE FARMS Cafe & Bar』を運営するスタートアップ『GOOD COFFEE FARMS』代表のカルロス・メレンさんと、内装設計・デザイン監修を担当された『NewNormDesgin』CEOのファラ・タライエさんです。
八日京エリアという従来は重厚長大なイメージがあるビジネス街に、グローバルスタートアップを支援する拠点を作る、という私たちのチャレンジを強力にサポートしていただきました。まずはファラさんに、デザイン面でどういったことに取り組まれたのかをお話していただきます。

歴史を受け継ぐこともサステナブル

ファラ・タライエ
NewNormDesign
ファラ・タライエ

ファラ)

私のデザインオフィスではサステナビリティを意識してデザインに反映します。今回の依頼を受けて、まずはこのまちを散策することから始め、江戸時代には日本橋に魚河岸があった歴史を知りました。それが内装の一部塗装に貝殻から作られる「柳川貝灰生しっくい」を使用するアイデアにつながっています。京橋にあったお寿司屋さんのカウンター(もう日本では手に入りません!)をシェアオフィスに利用するなど、全体の約70%の家具について、様々な方法でリサイクル、アップサイクルしたものを利用しました。また建物が、この場所の未来を受け継ぐキャラクターになれるよう、わかりやすいデザインを心がけました。

北浪)

では続いてカルロスさんに、xBridge-Globalでカフェをオープンすると決まった際のお気持ちなどを話していただきます。

世界のTOKYO駅すぐ近くのカフェ

カルロス・メレン
GOOD COFFEE FARMS
カルロス・メレン

カルロス)

私の日本での事務所は八重洲にありました。もともとこのまちが大好きなんです。日本でコーヒー豆の販売を続けてきて、実店舗をどこに作るのかを考えたときに、大使館のある麻布や六本木などのまちも候補になりました。しかし世界の誰でも知っているTOKYOという名前、その東京駅前で出店できるというお話をいただき、これは絶好のチャンスだと思いました。コーヒーこそ、人と人をつなぐ最高のツール、そしてグローバルなアイテムです。xBridge-Globalのコンセプトにもぴったりだと思いました。

北浪)

弊社の渡部さんは、xBridge-Globalにカフェを併設することに強いこだわりがありましたよね。そのあたりを話していただけますか。

1階は人々が集いたくなるようなカフェにしたかった

東京建物 渡部美和
東京建物 渡部美和

渡部)

昼も夜も、そして休日でも賑わいを見せるこのまちで、新しい拠点を作るなら、1階は、必ず人々が集いたくなるようなカフェにしかったんです。様々な国のスタートアップが集まるシェアオフィスのコミュニティとしても、カフェのような気軽に立ち寄り、会話ができる空間は必要ですし、まちの中でも、このさくら通りの1階はある意味でまちの顔にもなるわけで、このまちに親和性があるお洒落なカフェは必須だと考えていました。
たまたま、八重洲・京橋でサステナブルコーヒーを配布するイベント「COFFEE PICNIC」の立ち上げでカルロスさんと知り合い、偶然にもこのxBridge-Globalでもカフェオープンをお願いできたのは、非常にラッキーだったと思います。

企業がサステナブルな行動をする難しさ

ファラ)

企業がサステナビリティに取り組んでも、結局何をしたらいいかわからず、具体的な行動に移さなかったという例を私はたくさん知っています。サステナビリティ活動は単に省エネとかリサイクルだけの課題だけでなく、幅広く問題意識を持ち、一つひとつ対応していかなければなりません。だからSDGsは17個の目標があるのです。そのような中で、東京建物さんが自分たちのできるところから、実際にアクションを起こして、こうしてサステナブルな拠点を形にしていることにリスペクトを感じます。簡単そうで、難しいことです。

表面的な取り組みでは見えないこと

カルロス)

1粒のコーヒー豆が出来上がるまでにもその後ろにいろんなプロセスがあり、土作りから農家のマネジメント、豆の加工や保存、管理、運搬など様々な面でサステナブルな工夫が必要です。単純に新しく木を植えればいい、エコになればいい、という問題ではない。私たちが独自に開発した自転車脱穀機を用いたコーヒーチェリーの処理も、電気も水も使わず環境負荷はゼロ。こうした地道なことの積み重ねなのです。農家にちゃんと収入を保証し、そこから持続可能性を考える。本気でおいしくサステナブルなコーヒーに取り組むと、安いコーヒーはありえないのです。

場所が持つパワーと、意識変革の広がり

北浪)

昨年に続き、2022年10月末にこのエリアでフリーコーヒーイベント「COFFEE PICNIC」を開催し多くの人に来場していただきましたし、弊社の社員もよくここでコーヒーを買わせていただいています。サステナビリティ+おいしさ+場所のパワーも感じます。ここはさくら通りに面しているので、次回は桜の咲く時期にお花見イベントでもできるといいですね。

渡部)

ファラさんに最初に書いていただいた設計パースにも満開の桜が描かれていました。この場所を起点にいろいろな偶然が重なって、たった半年という期間でオープンまでたどり着けたのは奇跡的です。また、このプロジェクトを一緒に担当した社員から、太陽光発電の環境価値を証書化した「トラッキング付非化石証書」を活用した電力の供給、というアイデアも提供してもらいました。サステナブルなまちづくりというテーマに沿って、ここにいる私たちのコラボレーションだけでなく、社員も含めた意識の変革が広がっていることがとても印象的です。

チャレンジする人々が集まる場に

北浪)

xBridge-Globalという名称は、かつてここが日本橋区、京橋区という橋にゆかりのあるエリアであり、その歴史を受け継いで、「人と人」や、「スタートアップと既存産業」の“架け橋”になる存在でありたいという想いを込めています。
NEXTBLUE(ベンチャーキャピタル)さんも含め、私たちのチャレンジでこうしてグローバルスタートアップを支援する拠点がオープンできました。この場所から新しいムーブメントを起こしたいと考えるアクティブな人々が集い、次世代のイノベーションやグローバルなコミュニティが生まれることを期待しています。
本日はみなさんどうもありがとうございました。

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