TOKYO TATEMONO RECRUITING

当社についてプロジェクトストーリー

PROJECT STORY

中野セントラルパーク

プロジェクトメンバーが集い語り合う

常識にとらわれない、
東京建物ならではの
開発に向かう

※在籍部署はインタビュー当時の
部署となりますので、
現在の部署とは異なる可能性があります。

  • 岸 貴大

    ビルマネジメント第二部
    課長代理
    2008年新卒入社

  • 沢 俊和

    都市開発事業部
    課長代理
    2005年新卒入社

  • 保井 直純

    東京不動産管理
    第3支社中野立川グループ
    中野セントラルパークサウス 所長
    2007年中途入社

2012年春に中野駅北口の広大なエリアに完成した「中野セントラルパーク」。このプロジェクトを振り返ると、さまざまなことを手探りで進めていったということが強く印象に残っています。当社はオフィス棟と住宅棟の開発を担当しておりましたが、その他大学や約1.5haの中野四季の森公園がエリア内に存在し、それらも含めた複合的な観点で開発を進める、当社でも前例のないプロジェクトでした。前例がないため、プロジェクトメンバー全員でさまざまな可能性を検討しながら、このプロジェクトを進めていったことが印象に残っていますね。

そうですね。しかし、手探りだからこそ、固定観念にとらわれずに開発できたことも、一つのポイントだったと思います。

「中野セントラルパーク」や大学、中野四季の森公園の将来像としてイメージしていたのは、ニューヨーク・マンハッタンの中心に位置するブライアントパーク。ビジネスマンから地元の方、来街者までが垣根なく集い、自分たちの時間を過ごし、地域の象徴となっているブライアントパークのような場所にしたい。このような想いをもって、皆が開発に臨んでいたね。

対談風景

オフィス棟や住宅棟、大学、公園など、所有者や用途が違う建物を複数建てる場合、運営管理の観点から敷地境界に壁や柵などを設けます。しかし、「中野セントラルパーク」を含む再開発エリアにはそれを設けていませんよね。どのような意図だったのですか?

ニューヨークのブライアントパークのようにこのエリアを訪れた人々が、この場所を自由に使い、日常的には交わることが少ない人々が一種の空間・時間を過ごし、そこから交流が生まれる。そんな場をつくりたいという想いからだったね。中野セントラルパークの住宅やオフィスを利用される方だけではなく、地元の方も、大学で学ぶ人も、来街者も、この場所で新しい体験ができる。そんな場所を目指したいと。

なるほど。確かに、現在「中野セントラルパーク」は、狙い通りにビジネスマンから学生まで、さまざまな人々が行き交う開かれた場所になっています。夏にはビアガーデンをオープンしたり、地元と連携したお祭りを開催したりと、1年間の半分程度はイベントを実施しており、ここでしか体験出来ないあらゆる取り組みがまちの暮らしに根付いてきてます。

私は、防災センター所長として、日々「中野セントラルパーク」を巡回しています。一般的なオフィスビルや住宅と異なり、地元の方が憩いの場として利用されているということは、この場所ならではのことと実感しています。今では、イベントにお集まりいただく方々の姿を見ることが、仕事の喜びのひとつになっています。

対談風景

岸くんは、新卒で入社したばかりの頃に、このプロジェクトの一員になったよね。当時、どんな想いでプロジェクトに臨んでいた?

入社してすぐに、これほどスケールの大きな開発に携われることに、ワクワクしていました。沢さんのおっしゃっていたコンセプトを活かし、中野セントラルパークでなければ生み出せない付加価値とは何かという観点でアイデアを出す毎日でしたね。私も関係者も、まず着目したのは、約1.5haの広大な公園を囲む立地でした。この環境で世代を問わず多様な人たちが楽しめるアクティビティを生み出せないかと。また、中野セントラルパークで働くオフィスワーカーやお住まいの方だけでなく、地元の方も利用できるもので何かないかと考えました。そこで発案したものが、ランニングコースとランナーズステーションの設置でした。その実現に向けて検討を重ねたことの一つに、開放的な空間の中で、安全管理をどのように図るかということがありました。

特定の方にのみ喜ばれる場では、私たちの目指す場にはならないですものね。

はい、特にランニングコースを設定する上では、ランナーの安全を確保することに加え、歩行者や公園を利用される多くの方々とランナーとが交錯してしまうリスクも考えられました。そのため、中野セントラルパークだけではなく再開発エリア全体でなるべく段差を無くすように関係者との調整を図ったり、コースサインを植え込みに設置したりすることなど、コースとしての機能を高める施策を検討・実行しました。こうした安全管理策が奏功し、無事にランニングコースとランナーズステーションが設置できる運びとなりました。現在では、多くのランナーの方にご利用いただいており、その様子を見ると喜びもひとしおです。

対談風景

開発に携わった方々すべてが、まちの未来をとことん考え、こだわり抜いた。振り返るとそんなプロジェクトだと、改めて思うね。

私も「中野セントラルパーク」は、このまちに新しい営みを生み出したという実感を持っています。しかし、時とともに利用されるシーンも変わっていきます。この場所も、集う方々とともに時を経て、その時代にあった利用価値を追求しないといけない。運営する立場としては、ひとつの成功にすがるのではなく、次々に新しい企画やイベントを仕掛け、長く愛される場として育てていきたいと思っています。

建てて終わりではなく、この場所から始める未来を思い描く。未来に長く愛される場として、可能性はどこまでも広がっていきますね。

日本一のビルであり、日本一の公園であり、日本一の住みやすい場所だ。そう呼ばれるような場所になるよう、これからも新しい体験を、この場所で生み出していきたいですね!

中野セントラルパーク