DO for サステナビリティ

交流しながら復興を支援。世界一のお米を未来へつなぐ

貢献するSDGs目標

  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
  • 目標11 住み続けられるまちづくりを
  • 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

東京建物グループは、かつて福島県の天栄村にて大規模複合リゾート施設の開発・運営を行っていました。その際のご縁がきっかけとなり、かねてより天栄村とは深い結びつきがあります。
天栄村で栽培されている『天栄米』。「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」において、最高部門にあたる国際総合部門にて最高位「金賞」を通算12回受賞し、“世界一のお米”とも称されます。東京建物グループは、この天栄米の栽培にかかる天栄村の活動を支援してきました。今回はその取り組みについて紹介します。

パートナー制度で栽培農家を支える

天栄村一番の特産品である天栄米は、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故の風評被害に晒されました。風評被害に立ち向かうべく、天栄村産業課が中心となって発足したプロジェクトが「田んぼのパートナー制度」です。この制度は、安心・安全なお米づくりの追求と天栄米のブランド化を目指すために発足された天栄米栽培研究会に対して、お米づくりにかかる運営経費を支援金として拠出するかわりに、収穫後の優良なお米を返礼として受け取ることができるものです。支援金は運営経費のほか、研究費や農村環境整備の事業費などとしても活用されます。
2016年、東京建物グループはこの「田んぼのパートナー制度」に法人として初めて参加し、震災復興支援活動を開始しました。また企業としての支援にあわせ、グループの全役職員に対しても賛同者を募り、企業・個人が一体となって天栄村の活動を支援しています。
それらに加え、毎年、春の田植え、夏の草取り、秋の稲刈りの際には、グループ役職員が現地で天栄村の皆さんと交流しながら農作業のお手伝いをしています。家族連れで参加する役職員も多く、実際の農作業を通じて世界一のお米づくりを体感させていただくことで天栄米への理解を深め、食育にもつながっています。天栄村の皆さんとの貴重な交流の機会を、たくさんの役職員とその家族が毎年楽しみにしています。

体験し知ることで自分事に。学びながら続けていく

現地では、お米づくり以外にも野菜や果物の栽培・収穫体験のほか、栽培にかかるノウハウや震災復興時の経験談を聞く機会もあります。実際に天栄村に足を運び、農作業を体験し、現地の皆さんとの会話を重ねることで、村の方々が抱える想いを少しずつ自分事として捉えることができます。今後は、これらの取り組みをより多くの方に深く知っていただく機会をつくるなど、天栄村を多方面から引き続き応援していきたいと考えています。
このような活動を通じ、東京建物グループは多くの気づき、学びを得ています。私たちは、都市と農村の交流を通じ、お互いを知ることで、より豊かな社会の実現を目指しています。それは、私たちが推進するサステナブルなまちづくりを実現する上でも非常に重要な考え方の基礎となります。これからも、天栄村の皆さんと手を取り合いながらこの活動を継続していきます。

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