生物多様性Biodiversity

方針・考え方・体制

不動産開発は地域の生態系サービスと密接に関係しており、事業が周辺の生態系に直接的または間接的に及ぼす影響に配慮することが必要です。
東京建物グループは、「グループ環境方針」を制定し、環境に配慮した事業活動を通じて持続可能な社会の構築に貢献します。生物多様性に関しては、グループ環境方針の一つに「緑あふれる潤いのある街・暮らしの創造」を掲げ、緑のもっている力を最大限に活かし、生物多様性に配慮しつつ、地球にとっても人にとっても、ゆたかで快適な環境を創出します。
そのため、東京建物グループが開発する物件で緑地を設ける際は、地域に元々ある植物の植生や生物の分布を考慮して、植えるべき樹種を選定しています。
これらの取組みは、SEGESやABINCといった緑地の第三者認証制度を利用し、公平な第三者の視点で評価を受けています。

生物多様性に関連する第三者認証の例

SEGES「つくる緑」/「都市のオアシス」/ABINC 認証

都市における新しい緑の創出

元々、緑地の少ないオフィス街で一定規模の緑地を設けるには、"緑地の保全"よりも"人工的な緑地の創出"が必要になってきます。東京駅周辺は巨大なビルが林立するオフィス街ですが、近くには皇居があり、海も近く、多くの鳥類や昆虫類が移動して生息する街でもあります。
「大手町タワー」では、敷地全体の約3分の1に相当する約3,600㎡におよぶ「大手町の森」を創りました。"本物の森"というコンセプトのもと、関東各地の山林から自然の樹木を集め、多様性に富む森を大手町に再現しました。「東京スクエアガーデン」では、地下1階から5階にかけて、立体的に連なる約3,000㎡もの緑化空間「京橋の丘」を創りました。
「大手町タワー」と「東京スクエアガーデン」の緑地は、利用者に憩いをもたらすスペースとして、SEGES(社会環境貢献緑地評価システム)の「都市のオアシス」に認定されています。

地域の原風景の保全

生物多様性を保全する観点からは、元々ある緑地を保存するのが望ましいといえます。土中に含まれる微生物や植物の種等を保存でき、地形による周辺環境との関係も引き継ぐことが期待できます。
「ザ・ミリカシティ」は、大阪府吹田市千里丘の地に自然との共生を目指して生まれた、13haもの広さを誇る大規模開発プロジェクトです。保存緑地や提供公園等、敷地の約40%、約5.1haを緑地としました。千里丘の原風景である桜並木や池、「ミリカ」の由来となったヤマモモ等、既存樹木を最大限に生かし、周辺の生態系との調和に配慮しました。
また、東京都板橋区で開発中の「Brillia 大山 Park Front」は、区立板橋公園に隣接しています。公園の豊かな緑と連続した緑地空間を敷地内に整備することで、日々の生活に潤いと憩いをもたらすことを目指しています。

「Brillia 大山 Park Front」(完成予想図)